100万ドルの五稜星(みちしるべ)の聖地巡礼25スポットまとめ

劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』は、2024年4月12日に公開された人気シリーズの第27作目。北海道・函館を舞台に、土方歳三にまつわる日本刀の謎と怪盗キッド、服部平次の激突が描かれる歴史ミステリーです。本記事では、映画に登場した函館の聖地スポット全25か所を一覧にまとめ、それぞれの見どころや劇中のシーンをあわせてご紹介します。ぜひ聖地巡礼の参考にしてください。

著者
名探偵コナン聖地巡礼マップ編集部
公開日
2026年3月29日
更新日
2026年4月11日
五稜郭公園の夜景

センチュリーマリーナ函館

センチュリーマリーナ函館は、函館港を眺める絶好のロケーションに建つリゾートホテルです。ガラス張りのモダンな外観と函館湾の眺望が特徴で、市内を代表するラグジュアリーホテルのひとつとして知られています。JR函館駅から徒歩数分というアクセスの良さも魅力のひとつです。

映画では、コナンたちが函館滞在中に宿泊するホテルとして登場します。ホテル周辺の埠頭エリアの景観が劇中でも繰り返し描かれており、博物館船・摩周丸が停泊する「イカ広場」方向からの夜景シーンでも背景に映り込んでいます。劇中でライトアップされた摩周丸と函館港の夜景は特に印象的で、函館が持つ港町の顔を余すところなく伝えています。

聖地巡礼の際は、ホテル前の埠頭エリアを散策しながら映画で描かれた夜景と同じ視点を楽しめます。宿泊すると函館湾を一望できるオーシャンビューの客室から、劇中と同じ風景を堪能できるのも大きな魅力です。巡礼旅の拠点ホテルとしても非常に人気が高く、映画公開後は予約が埋まりやすい状況が続きました。

ともえ大橋

ともえ大橋は、函館市若松町に位置する全長約430メートルの橋で、函館港の埋立地をつなぐ幹線道路の一部です。緩やかにカーブを描くフォルムと、函館港や市街地を見渡すパノラマビューが特徴で、函館の港町らしい景観を代表するスポットのひとつです。

映画では、カドクラが拓三を追って動き始めた際、走行中の車内の背景としてともえ大橋が登場します。埠頭沿いに並ぶJRイン函館や東横イン、東急ステイ函館などのホテル群の形がそのまま描かれており、実際の景色との一致に驚く巡礼者が多数いました。ともえ大橋を渡りながら車窓を眺めると、映画のチェイスシーンが頭の中でリプレイされるような感覚を味わえます。

橋のたもとは港の倉庫街エリアとも近く、丸和倉庫や西埠頭といった他の聖地スポットとまとめて巡ることができます。函館港の工業的な景観と函館山の自然が同時に視界に入る独特の眺めは、映画ファンでなくても思わず足を止めたくなる風景です。

プレミアホテル CABIN PRESIDENT 函館

プレミアホテル CABIN PRESIDENT 函館は、JR函館駅から徒歩すぐの好立地に構える都市型ホテルです。函館駅前という抜群のアクセスのよさと、函館港や市街地を見渡せる眺望が魅力で、観光拠点として多くの旅行者に選ばれています。

映画では、蘭と和葉、小五郎らが宿泊するホテルとして登場します。平次と蘭が時計台のあるベンチで会話するシーンは、このホテルが入る建物の1階スペースで撮影されており、函館の"ビッグベン"として親しまれている時計台と組み合わさった印象的なカットとなっています。また、ホテルの高層階からはJR北海道函館運輸所の車庫が見渡せることでも話題となり、映画内の車庫シーンとの関連を想像してうれしくなったという巡礼者の声も多く聞かれました。

聖地として訪れる場合、宿泊せずとも1階のロビーや建物周辺を散策するだけで映画の雰囲気を十分に体感できます。函館駅から近いため、新幹線や特急で函館に到着した後、最初に向かいたい聖地スポットのひとつです。

ラッキーピエロ マリーナ末広店

ラッキーピエロは、函館市内にのみ店舗を構えるご当地ハンバーガーチェーンで、函館観光に欠かせないグルメスポットとして全国区の知名度を誇ります。マリーナ末広店は金森赤レンガ倉庫エリアのすぐ近く、末広町に位置しており、ポップなオブジェやユニークな内装で彩られた個性的な空間が印象的です。

映画では、コナンと平次が北海道東照宮の巫女・神子さんから話を聞いた後に立ち寄る食事シーンとして登場します。店内入り口から右のテーブルに3人が座って会話する場面が描かれており、映画公開後には店内の該当テーブルにコナンのポスターやチラシが飾られるなど、お店側も巡礼客を積極的に迎え入れていました。

名物メニューの「チャイニーズチキンバーガー」は、ガーリックが効いたジューシーなチキンが特徴のボリューム満点の逸品で、地元民にも観光客にも絶大な人気を誇ります。映画のシーンを思い浮かべながら食べれば、いつも以上においしく感じること間違いなし。聖地グルメとして函館観光の中心的な存在となっています。

丸和倉庫(函館)

丸和倉庫は、函館市弁天町の港沿いに建つ歴史ある倉庫建築です。函館西埠頭エリアに点在する倉庫群のひとつで、木造やトタン張りの外壁が続く独特の景観は、函館の近代港湾の歴史を今に伝えています。

映画では、劇中序盤の衝撃的なシーンの舞台として登場します。胸に十文字の切り傷をつけられた遺体が発見される場所として描かれており、薄暗い倉庫街の雰囲気が事件の幕開けにふさわしい緊張感を生み出しています。実際の外観と劇中の描写を見比べると、建物の色味や細部のディテールまで忠実に再現されていることがわかります。

なお、倉庫の敷地内への立ち入りは通常できませんが、近くの「中央ふ頭跨線橋」の上からロケ地を撮影することが可能です。函館港西埠頭エリアは、金森赤レンガ倉庫のような観光地とは異なる函館の"裏側"の顔を垣間見ることができ、映画の世界観と函館の歴史が交差する興味深いスポットです。

旧函館区公会堂

旧函館区公会堂は、函館市元町に建つ明治43年(1910年)竣工の歴史的建造物で、国の重要文化財に指定されています。青と黄色のツートンカラーが鮮やかなコロニアルスタイルの外観は、元町エリアを代表する観光名所として広く知られており、2階のバルコニーからは函館港を一望することができます。

映画では、剣道大会の会場として重要な場面に複数回登場します。1階の廊下では和葉と福城聖が出会うシーンが描かれ、2階は剣道大会の会場として聖が特別演武を披露するシーンの舞台となっています。また、カーチェイスのシーンでは旧函館区公会堂の敷地内をショートカットする印象的なカットも登場し、映画全体を通じて何度も映像に映り込む重要な聖地です。

現在も見学施設として開放されており(入館料:一般300円)、明治時代の函館の繁栄を伝える内装や調度品が当時のまま保存されています。「函館ハイカラ衣裳館」ではレトロなドレスや袴のレンタルも行っており、2階バルコニーで劇中と同じ背景を入れた記念撮影が楽しめます。元町エリアには他にも函館ハリストス正教会やカトリック元町教会など映画の聖地が集まっており、周辺を合わせて散策するのがおすすめです。

旧函館検疫所台町措置場

旧函館検疫所台町措置場は、函館市船見町に位置する歴史的建造物です。明治時代に建設された検疫所の施設のひとつで、港町・函館の国際的な歴史を今に伝える貴重な建物として保存されています。函館港に近い船見町の丘の上に建ち、近代日本の海外との交流を物語る史跡です。

映画では、幕末から明治にかけての函館の歴史が深く絡む本作のテーマと重なる場面で登場します。重厚な石造りの外壁と緑に囲まれた静かな佇まいが、映画が持つノスタルジックな歴史の雰囲気を高める背景として映像に取り込まれています。劇中のどのシーンに登場するかを実際に確かめながら訪れると、より深く聖地巡礼を楽しめます。

船見町エリアは函館山の麓に位置しており、外国人墓地や日本人墓地も隣接しているため、映画に登場した周辺スポットと合わせて函館の異国情緒あふれる歴史に触れながら散策することができます。観光スポットとしてはやや知名度が低いものの、映画ファンにとっては押さえておきたい隠れた聖地です。

五稜郭タワー

五稜郭タワーは、函館市五稜郭町にそびえる高さ107メートルの展望タワーで、函館を代表する観光施設のひとつです。1964年に初代タワーが建設され、2006年に現在の新タワーへとリニューアル。展望室からは星形城郭・五稜郭を真上から一望でき、函館山や津軽海峡、市街地を見渡す圧巻のパノラマが広がります。

映画では、蘭・和葉・小五郎、そして紅葉・伊織が訪れるシーンで登場します。展望台1階では蘭たちが「ここすごいよ!」と感嘆する場面が描かれており、「小五郎のおっちゃんが腰を抜かした透ける床(シースルーフロア)」はファンの間で大きな話題になりました。また、展望台2階では土方歳三のブロンズ像前で紅葉と伊織が記念撮影するシーン、さらに1階アトリウムではジェラートを食べる紅葉の姿も描かれており、「同じジェラートを注文する」のが巡礼者の定番となっています。

タワー内には「五稜郭歴史回廊」と呼ばれる展示スペースもあり、五稜郭や幕末の歴史を映画のストーリーと照らし合わせながら学べます。料金は大人1,000円、中高生750円、小学生550円。映画公開後は1階アトリウムに怪盗キッドの予告状が展示されるなど、コラボ装飾も大きな話題を呼びました。

五稜郭跡・五稜郭公園

五稜郭公園は、函館市五稜郭町に位置する国の特別史跡で、星形五角形の城郭「五稜郭」を中心とした広大な公園です。幕末の箱館戦争の舞台として知られ、榎本武揚・土方歳三ら旧幕府軍が最後の砦として守り抜いた地。春には約1,530本の桜が咲き誇り、花びらが堀を覆う「花筏(はないかだ)」の光景は絶景として知られています。

映画では、物語の核心にある宝の手がかりとなる重要な場所として描かれています。夜桜でライトアップされた五稜郭の空撮シーンや、コナンと平次が謎解きに向かう場面など、作品全体を通じて繰り返し映像に登場する本作のシンボル的スポットです。星形の城郭が意味するものが物語のキーになっており、映画を観た後に訪れることで作品への理解がより深まります。

公園内の「箱館奉行所」も映画に登場する重要スポットで、コナンが謎解きをする印象的な場面の舞台となっています。幕末に江戸幕府が設置した役所を2010年に復元したもので、夜7時に郭内が閉まるため、劇中の謎解きシーンが夕方前後に設定されていた理由もここから実感できます。五稜郭タワーとセットで訪れると効率よく聖地を巡れます。

北海道東照宮

北海道東照宮は、函館市陣川町に鎮座する神社です。1864年に東北の鬼門封じとして蝦夷地に建立されましたが、1869年の箱館戦争で社殿を焼失。その後1992年に現在地に移り「北海道東照宮」に改称されました。朱色の柱が印象的で、屋根中央には徳川家の家紋・三つ葉葵が金色に輝いています。

映画では、コナンと平次、そして怪盗キッドが重要な情報を得る場面で登場します。境内の外観や鳥居、建物の配置が劇中にそのまま描かれており、実際に訪れると「まさにこの場所だ!」と感じる再現度の高さに驚かされます。境内には箱館戦争時の弾痕を残す手水鉢や、昭和9年の函館大火で被災した狛犬なども残っており、映画のテーマである幕末の歴史と深くつながる場所です。

函館駅前から上陣川バス停まで約40分のバスでアクセス可能。映画公開期間中は週末を中心にコナンラッピングバスが運行していました。境内で販売される「五稜星の御朱印」も聖地巡礼の記念として人気を集めています。

桜が丘通り(函館)

桜が丘通り(函館)は、五稜郭エリアに近い柏木町・松陰町の町境を走る桜並木で、約800メートルの通り沿いに約100本のサクラが続く、函館屈指の花見スポットです。昭和初期に植えられた並木は地域住民に大切に守られ、開花時には道路の上に花のアーチをつくります。

映画では、コナンと平次が刀を手に逃げる場面の舞台として登場。住宅街の生活道路でもあるため、聖地巡礼では徒歩で静かに景観を楽しみ、周辺への配慮を忘れずに訪れたい場所です。

札幌市時計台

札幌市時計台は、北海道大学の前身である札幌農学校の演武場として1878年に建てられた歴史的建造物で、正式名称は「旧札幌農学校演武場」です。白い外壁と赤い屋根、街に時を告げる時計塔は札幌を象徴する景観として親しまれ、国の重要文化財にも指定されています。

映画では、平次を探すために紅葉と伊織が訪れる場所として登場。函館編の流れの中に北海道全体の広がりを感じさせる、旅情のある印象的なスポットです。札幌観光の定番としても外せません。

市立函館病院

市立函館病院は、1860年に開設された北海道で最初の病院を起源に持つ、南北海道の基幹病院です。長い歴史を受け継ぎながら現在地に移転整備され、地域医療を支える重要な存在となっています。

映画では、青子が負傷した中森警部を見舞う場面で登場し、そこへカドクラから警察宛ての取引電話が入る緊迫したシーンの舞台となりました。観光地とは異なる日常の函館を映し出す場所として、作品世界に現実味を与えているスポットです。

相馬株式会社(函館)

相馬株式会社(函館)は、函館・基坂のふもと近くに建つ、モスグリーンの外観が印象的な歴史的建造物です。現在も相馬株式会社の社屋として使われており、ベイエリアから元町方面へ歩く途中に目を引く存在として知られます。外観のみ見学可能で、市電「末広町」電停から徒歩約2分とアクセスも良好です。

映画では、斧江が部下からの連絡がないことに苛立つ場面の舞台となり、その後に中森警部が現れて斧江を連行する重要なシーンが描かれました。

函館西波止場

函館西波止場は、金森赤レンガ倉庫群の近く、港に面して建つベイエリアの商業施設です。館内には海産品や菓子類を扱う土産店が入り、元町教会群や八幡坂にも近いことから、函館観光の途中に立ち寄りやすいスポットとして親しまれています。

映画では、聖がコナンと平次の手当てをしているところへ西村警部が現れ、聖を逮捕する場面の舞台として登場。港町・函館らしい開放感と、事件の緊張感が交錯する印象的な場所です。買い物と巡礼を一度に楽しめます。

函館山展望台・函館山ロープウェイ山麓

函館山展望台は、標高334メートルの函館山山頂に位置する展望スポットです。砂時計型にくびれた独特の地形が津軽海峡と函館湾に挟まれており、夜になると無数の光が連なる「100万ドルの夜景」が眼下に広がります。映画のタイトル自体がこの夜景に由来しており、本作最大のシンボル的な聖地です。

映画では予告編の冒頭から函館山の夜景が印象的に使われており、作品全体を通じて函館の象徴として何度も登場します。特に重要なのが終盤の平次と和葉のシーンで、展望台を舞台にした感動的な場面は映画のクライマックスに関わる場面となっており、「ここで待っていた和葉と平次の気持ちを想像しながら夜景を眺めた」という声が巡礼者の間で多く聞かれました。

ロープウェイで山麓駅から約3分で山頂展望台へアクセスできます(往復大人1,800円)。山頂にはレストランやティーラウンジもあり、夜景だけでなく昼間の眺望も素晴らしい人気スポットです。映画公開期間中はロープウェイ内で主題歌「相思相愛」とコナンのボイスが流れ、乗り込むだけで映画の世界に入れるような演出が施されていました。

八幡坂

八幡坂は、函館市末広町から元町方向にかけて伸びる、函館を代表する坂道のひとつです。石畳が美しく、坂の先には函館港と博物館船・摩周丸が一直線に見える抜群の眺望が広がります。多くの映画やドラマのロケ地としても知られる、函館随一のフォトジェニックスポットです。

映画では、江戸川コナンが見事なアクロバットでバイクにキャッチされる印象的なアクションシーンの舞台として登場します。坂の上から下まで駆け下りるダイナミックなシーンは映画の見どころのひとつで、実際に坂の上に立つと映画のスケール感とそのままの景色を体感することができます。また、平次がバイクのパンク後にこのエリアを歩いているシーンも描かれており、聖と別れたコナンが八幡坂まで走るシーンも登場します。

実際に訪れると坂の傾斜がかなり急なことに気づきます。旧函館区公会堂側から下るルートがスムーズで、元町エリアの観光と組み合わせて回るのがおすすめ。坂の上からは摩周丸が正面に見え、昼も夜も絶景が楽しめる函館観光の定番スポットです。

函館朝市

函館朝市は、JR函館駅のすぐそばに広がる市場エリアで、新鮮な海産物や農産物が並ぶ函館観光の名物スポットです。毎朝早くから多くの観光客で賑わい、新鮮なイカやカニ、ウニなどその日捕れた函館の海の幸を堪能できる函館グルメの中心地として愛されています。

映画では、コナンたちが函館滞在中に朝食として立ち寄るシーンで登場します。函館らしいにぎやかな朝市の雰囲気が背景として描かれており、観光地としての函館の顔をしっかり映し出しているシーンのひとつです。聖地巡礼を兼ねて函館の新鮮な朝ごはんを楽しめるとあって、映画公開後は朝市へ訪れる巡礼者が増加しました。

JR函館駅から徒歩約2分とアクセスも抜群。新鮮なイカをその場でさばいて食べる「活いか釣り堀」は朝市の名物体験として人気が高く、カニやウニを豪快に乗せた函館丼も巡礼グルメとして多くのファンが挑戦しています。朝早くから営業しているので、宿泊翌朝の第一スポットとして組み込むのがおすすめです。

函館国際ホテル

函館国際ホテルは、函館港に面した若松町に建つホテルで、函館駅から徒歩圏内に位置しています。港を見渡す眺望と長年にわたって函館観光を支えてきた老舗ホテルとしての格式が特徴で、函館の宿泊施設の中でも高い知名度を誇ります。

映画では、被害者・久垣弁護士が宿泊していたホテルとして登場します。また、コナンと平次、そしてキッドが同ホテルのロビーに集結するシーンも描かれており、物語の重要な局面の舞台となっています。センチュリーマリーナ函館側から眺めたシーンでも函館国際ホテルの外観が映り込んでおり、函館港周辺の景観を構成する重要な建物として映像に何度も登場します。

劇中の緊迫したシーンを思い浮かべながら、ホテルのロビー周辺を散策してみると映画の世界がよりリアルに感じられます。港沿いの景色とともに、映画に登場した場所を肌で感じながら巡れる聖地スポットです。

JR北海道函館運輸所

JR北海道函館運輸所は、函館市海岸町に位置するJR北海道の車両基地です。はこだてライナーや道南いさりび鉄道の車両が収容されており、函館の鉄道を支える重要な施設です。一般的には立ち入り禁止の施設ですが、近くの跨線橋や周辺道路から外観を撮影することができます。

映画では、狐面の男とキッド、コナン&平次が対峙する緊迫感あふれるシーンの舞台として登場します。薄暗い車両基地の中で繰り広げられるこのシーンは映画の見どころのひとつで、停車するいさりび鉄道やはこだてライナーの車両も実際のものが描かれています。映画公開後は「あのシーンはここだ」と多くの巡礼者が訪れましたが、敷地内への立ち入りは禁止されているため、外部から眺める形での見学となります。

聖地巡礼の際はマナーを守り、職員の方への配慮を忘れずに。なお、プレミアホテル CABIN PRESIDENT 函館の高層階からも運輸所の車庫が見渡せるため、宿泊した場合は客室の窓からの確認も楽しみのひとつです。

新函館北斗駅

新函館北斗駅は、北海道新幹線の停車駅で、函館市の北方、北斗市に位置しています。2016年の北海道新幹線開業に伴い新設された駅で、東京・大宮・仙台方面からのはやぶさ号が停車する函館エリアへの玄関口です。駅構内では観光案内所やお土産ショップも充実しており、函館観光のスタート地点として機能しています。

映画では、新幹線を利用して函館入りするシーンの背景として登場します。映画公開期間中は観光案内所でスタンプ台紙の配布が行われており、函館に降り立った瞬間から聖地巡礼がスタートできる最初の聖地でもあります。駅のあちこちに「ずーしーほっきー」(北斗市のマスコットキャラクター)が存在することでも話題となり、博士クイズの場所として巡礼者の間で密かな人気スポットになっています。

東京から函館を目指す場合の主要ルートである北海道新幹線の玄関口として、まず最初に降り立つ聖地です。ここから函館駅まではこだてライナーで約20分。映画でも描かれたはこだてライナーや道南いさりび鉄道の車両を五稜郭駅ホームで観察するのも、鉄道ファンを中心に人気の楽しみ方となっています。

函館市電(湯の川停留場)

函館市電は、大正2年(1913年)の開業以来100年以上にわたり函館市民の足として走り続けている路面電車です。函館どつく前〜湯の川、谷地頭〜湯の川の2路線があり、五稜郭公園や西部地区・ベイエリアなど観光地へのアクセスに欠かせない交通手段です。

映画では、蘭と和葉が路面電車に乗って湯の川温泉方面へ向かうシーンで登場します。劇中で映る停留場は終点の「湯の川停留場」で、周辺には室町時代が起源と伝わる「湯倉神社」や無料で利用できる足湯スポットもあります。また、函館市電の旧型車両「函館ハイカラ號(530号)」も劇中で印象的に登場しており、十字街電停付近を走る夜の赤いレトロ電車のシーンはコナンファンの心を掴みました。

映画公開期間中は、コナン・キッド・平次それぞれをデザインした3種類のラッピング市電が函館市内を運行。一部停留場では江戸川コナン(CV:高山みなみ)による到着アナウンスも実施されました。1日乗車券を使えば市電沿線の聖地を効率よく巡ることができます。

北海道 函館方面 函館中央警察署

函館中央警察署は、函館市五稜郭町にある警察署で、函館方面の警察活動を支える重要拠点のひとつです。

映画では、小五郎が捜査会議に参加し、その内容をコナンと平次が隠しカメラ越しに把握する場面のほか、カドクラが斧江を撃ち、中森警部もかばって負傷する緊迫の場面でも登場します。観光名所とは異なる公的施設でありながら、物語の捜査線と事件の転換点を担う、作品上きわめて重要なスポットです。警察関係の場面を象徴するロケ地の一つといえます。

宗谷岬

宗谷岬は、北海道本島最北端に位置する日本最北の岬で、北緯45度31分22秒の地として知られています。晴れた日には宗谷海峡の先にサハリンの島影を望むことができ、「日本最北端の地の碑」が立つ圧倒的なスケールの名所です。

映画では、平次を探すために紅葉と伊織が訪れる場所として登場。函館を主舞台とする物語の中で、北海道の広大さと追跡劇のスケール感を強く印象づけるスポットになっています。まさに“北の果て”を感じる場所です。

まとめ:全25スポットで映画の世界を体感しよう

劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の舞台・函館には、映画のシーンと重なる聖地スポットが全25か所にわたって市内各地に点在しています。センチュリーマリーナ函館やプレミアホテル CABIN PRESIDENT 函館といった宿泊施設から、五稜郭公園・旧函館区公会堂・函館山展望台といった有名観光スポット、ラッキーピエロや函館朝市のようなグルメスポット、さらには丸和倉庫や旧函館検疫所といった通好みの穴場まで、幅広いジャンルの聖地が揃っているのが本作の大きな特徴です。

全25か所の完全制覇には2泊3日以上のスケジュールが望ましいですが、市電1日乗車券やレンタカーを活用すれば効率よく巡ることができます。函館駅周辺〜ベイエリア(センチュリーマリーナ・ラッキーピエロ)→元町エリア(旧函館区公会堂・八幡坂)→函館山展望台→五稜郭エリア(五稜郭タワー・五稜郭公園)→北海道東照宮という流れが、定番の巡礼ルートとして多くのファンに利用されています。

映画を観てから函館を訪れることで、劇中のシーンと現実の景色がリンクする感動をより深く味わえます。コナンファンも幕末の歴史に興味のある方も、グルメや自然を楽しみたい方も、すべての旅行者が満足できる豊かな魅力が函館には詰まっています。ぜひ「100万ドルの五稜星」の世界を函館で体感してください。